こんばんは!
あっという間に明日は金曜日。
来週は各地で桜開花ですし、再来週はついに4月です。
木曜日の次は金曜日です、みたいな当たり前の話で恐縮ですが笑。4月はやっぱり日本では大きな区切りですよね。
さて、本日は今週の体験レッスンの生徒様のお一人について少し。
こちらの生徒様、現在お仕事で英語を使う必要が出てきたという事で、平日は終電近くまで働かれる為、週末のレッスンを、という事で日曜日の英会話レッスンを希望されました。
平日は終電近くまで働く。
海外では異常と言われる事もあるでしょう。
でもこれがずっと続く日本の現状。個別で色々な議論はあると思いますが、現場の人達は大変です。
それでも、ご自身の英語力アップは欠かせない、というご判断で貴重なお休みの日曜日に英会話レッスンをスタートしていただく事になりました。
これまでは、NHKの英会話などで、独学で頑張ってこられました。
映像で音を聞いて、テキストで単語を調べ、覚え、コツコツとここまで続けてこられましたが、あるポイントで、このままやっていてもいつまでたっても会話力が強化されない、という事を痛感されたようです。
これはなんとも難しい所だと思います。
音読や壁、ペットに向かって話しかける事で十分言葉を発する練習にはなりますし、独学=スピーキングが鍛えられない、という訳では必ずしもありません。
実際にアデュールの生徒様の中には、留学後、帰国した時に、まわりに英語を話す環境がなかった為、語学力が落ちないように、毎日ペットに英語で話しかけ、何年も高い語学力を維持されている方もいらっしゃいました。
ただ、ネックなのは、英語力を維持するのではなく、向上する、という所だと思います。
特に初心者レベルの方にとって、英語で会話を一定時間続ける、というそのそもそもの感覚が弱い場合、壁に話しかけるも、返ってくる返答や間合いなど、なんとなく実際の会話の感覚がつかめないものです。
維持ならまだしも、向上する、というのは自分で勉強した表現を「使ってみる」という事になりますが、これもやっぱり実戦の中で使う事で相手の反応をみて色々感じるもので、相手の反応がないものでは、通じる発音なのか、おかしくない使い方ができているのか、というのもいまいちピンとこないものです。
独学がダメ、というのでは全くなく、その人の求めていらっしゃるもの、そして時と場合による、という超曖昧な答えというのが現実的な所だと思います。
本日の生徒様は、体験レッスンの感想として、もっとスムーズに話せる自分を想像していただけに、ショックだった、と話されていました。例え日本人講師が担任でも、英会話レッスンなので、ご自身のレベルは認識していただくような内容にはなります。
お気持ち、すごくよく分かります。
結構勉強を頑張っていれば、色々言葉がでてくるような感覚を持てたりするものです。
でも、実際の英語の会話の中に入ると、相手のスピーキングのペースや雰囲気に入る事で、「人と人のリアルな会話」の中でその難しさを感じるものです。
自分の思ったような会話のスピードじゃなかったり、思わぬ返しが返ってきたり、いきなりもう一人入ってきて話題が変わったり、会話は生き物です。
本日の生徒様は現実を目の当たりにしてショックはあったものの、すぐにそれがモチベーションにかわっていたようでした。
今後のご活躍に期待です。
なお、日本人講師のメリットは沢山ありますので、是非こちらのページもご参考になさって下さい。
本日は以上です!