こんにちは!
本日は“Icing on the cake”という英語の慣用句をご紹介します。
1. “Icing on the cake”という英語の慣用句
何か「続けて良いことが起きた時」に使われる英語の表現があります。
それが“Icing on the cake”という英語の慣用句です。直訳すれば、「ケーキの上の甘いアイシング」になります。日本では、ケーキの上に生クリームで作ったホイップクリームなどがよく使われますが、アメリカなどの国では、ケーキやカップケーキの上に砂糖やバターを使用したもっと重たい「アイシング」を頻繁に使います。日持ちするのが「アイシング」を使う一つの理由と思いますが、非常に甘く、立体的に造形もできるので、例えば季節に合った様々なデコレーションができます。
ケーキ本体だけでも十分にご褒美なのに、その上に甘くて美味しい「アイシング」が乗っていれば、それは「美味しいものに更に美味しいものが重なり合った、この上ないご褒美」になるので、「良いことの上に又更によいことが起きた時」に“Icing on the cake”という英語の慣用句を使います。ニュアンスとしては、「いいこと尽くし」という意味合いです。
“Cambridge Dictionary”によると、“Icing on the cake”という英語の慣用句は、“something that makes a good situation even better”という意味になります。和訳すると、「すでに良い状態をより良くすること」ということです。
稀に、「悪い状態が更に悪くなってしまった」という場合にも皮肉交じりで逆説的に使われることがありますが、ほとんどの場合は、「良い状態が更に良い状態になった時」に喜びの気持ちを表して、“Icing on the cake”という英語の慣用句が使われます。
文字通り、“I love the sweet icing on the cake.”という具合に、「私は、ケーキの上の甘いアイシングが大好きだ。」というように使われる場合もありますが、慣用句として使われる場合も多いので、前後の英文の文脈で判断する必要があります。その判断の基準は、一つ良い出来事があった後に、更に良い出来事が記載されているか、というところです。
2. 実際の英会話で使う“Icing on the cake”という英語の慣用句
では、実際の英会話で、“Icing on the cake”という英語の慣用句をどのように使うかを二つの例を用いて紹介したいと思います。
No, I was in Hawaii! I’m so happy because I was able to go to Hawaii over the Christmas holidays using my mileage.
(違うの。ハワイにいたの!クリスマスのお休み中にマイレージを使ってハワイに行くことができたから、すごく嬉しいんだ。)
That’s great!
(それはすごいね!)
On top of that, I got upgraded from economy class to business class on my way to Honolulu because Hawaiian Airlines overbooked their flight.
(その上、ハワイアン航空が過剰予約してしまったから、往路のホノルル行きでエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードされたんだ。)
Oh, that’s icing on the cake!
(それは、いいこと尽くしだね。)
I know! It was a great vacation overall.
(そうなんだよ。全体的にすごく良い休暇だったんだ。)
続いて、もう一つの英会話の例です。
I was able to finally get a reservation at that popular restaurant which has a 2 months waiting list, so I want you to come with me.
(あの二か月待ちの人気のレストランで予約がやっと取れたから、一緒に来てね。)
Wow. That’s incredible! I’d love to come.
(すごい!喜んで行く。)
The reservation date is one day before your birthday, so I’m paying for the both of us.
(予約した日は君の誕生日の前日だから、僕が二人分払うね。)
Now that’s icing on the cake! Thank you so much!
(それはまさしく、いいこと尽くし!本当に有難う!)
“Icing on the cake”という英語の慣用句の使い方は、この二つの例でご理解いただけましたでしょうか。「良いことが連続的に起きて嬉しい時」や「いいこと尽くし」と言いたい時に、活用してみて下さい。
Hi! How did you spend your Christmas? Were you in Tokyo?
(こんにちは。クリスマスはどう過ごしたの?東京にいたの?)