こんばんは!
今日は本日体験レッスンを受けてくださった生徒様の事について少し。
こちらの生徒様は、現在お仕事の会議で外国人のクライアントと話し合う機会があり、そこでしっかりとコミュニケーションをととれるようになりたいという事で今回お申込いただきました。
まわりに英語ができるスタッフがたくさんいらっしゃるようで、今は助けてもらいながら頑張っていらっしゃいます。
こちらの生徒様は昔から英語が好きで、比較的英語が得意だったとおっしゃっていました。
TOEICは630点。
素晴らしいですよね。
ただ、よくよくお聞きすると、リスニング250点、リーディング380点、とリスニングに成果が出せていないようでした。
お話の中でも人によって英語が全く分からない、基本的な単語でも英語の音になると分からない事がよくある、どのような勉強スタイルが自分に必要なのかもがいている、とおっしゃっていました。
全て私自身、学生時代に痛感したことでした。
そして、今回のタイトルどおり、真面目に英語に向き合えば向き合うほど、結果を求めてしまい、悩んでしまいます。
よく学校の科目と一緒にしてしまいますが、社会のように全て覚えてしまえば結果がでる、というものでないから英会話は悩めるんですね。
実技科目であり、スポーツに限りなく近く、王道のトレーニング方法があるといえど、結果がでない人もいれば、普通では考えられないような環境でも結果を出す方もいます。
本日の生徒様が不思議がられていたもう1つの点。
それは、同僚で完全なカタカナ英語しか話せない方がいらっしゃるようなのですが、聞く英語はかなり理解できていらっしゃるらしいのです。
英会話に興味のある方であれば、色々な本や記事で必ず一度は見聞きした事があるのでは思うのですが、
「自分で発音できない音は、聞けない」
というものがあります。ただ、実際には本日の生徒様のようにしっかりとした英語の発音が全くできないにも関わらず英語を理解できる方は実際にたくさんいらっしゃいます。
カタカナ英語でTOEIC満点の方も知っています。
となると、言えないと聞けない、という話も少し懐疑的になってしまいますよね。
あまりないケースですが、発音がとてもキレイですが、英語の音があまり聞き取れないという方もいらっしゃいます。
ただ、こういう方はボキャブラリが決定的に不足している場合が多いですね。
少し話がそれましたが、本日の生徒様。
大学受験もしっかり勉強され、英語に対しても真面目に取り組んでいらっしゃるこういう生徒様。
決定的なポイントはやはり、ナチュラルな英会話表現に慣れていない事なんですね。
例えばnot really.単語自体は簡単ですよね。でも教科書で習う表現ではないと思います。
ナチュラルな英会話に慣れていらっしゃらない方には、そもそもいきないnotからはじまるの?という感じかもしれません。英語の文章はSVがある5文型が。。。なんて事を考えるかもしれません。
でもこれ結構ナチュラルな英語表現としてネイティブは使っています。~好き?と聞かれ、I don’t. とか、No.とかではなく、Not really.
これは「そんなに」というニュアンスなんですね。
他には。
そうですね、、、、feel like.(~の気分)という表現です。
出掛けない?と言われて、I don’t feel like going out(今日はでかける気分じゃないな~)という言い方をします。この気分、というニュアンスが微妙な気持ちを表現していますよね。I don’t want to go outだと、出かけたくない。とハッキリ言うのに対して、外も寒いし、こたつの中は暖かいし、、、、みないな気持ちの時にはこんなニュアンスで言いたいかもしれませんね。
こういう簡単な英単語しか並んでいない、でもそのニュアンスをしっかりつかみとる、使いこなす事ができないのが、先に述べた受験でガチガチに勉強されてきた方々に多いパターンです。
ただ、このナチュラルな会話の感覚を身につけられれば、そもそもこういうタイプの生徒様は基礎文法ができ、ボキャブラリもしっかりしていることから、飛躍的に英会話の力が伸びていきます。
このナチュラルな英語の感覚。ここが本当に大きな壁なんですけどね笑。
担当されたサトコ先生は、「とても真面目で熱心な方、だから本当に目標をつかんでもらいたい」とのコメントを残しています。
私も体験レッスンの後、かなり長い時間、英語の勉強についてご相談を受ける中で、本当に強くそれを感じました。
頑張っていただきたいです!