こんばんは!
今日は私の学生時代の外国人の友人のエピソードを少し。ちょっと笑える話です笑。
私が英会話をせっせと頑張っていた頃。大学2回生の時です。
当時パキスタンからの留学生がいて、彼とはサッカーの話も合い、とても仲良くしていました(彼はマンチェスター・ユナイテッドの大ファンでした)。
彼には英会話や英単語をたくさん教えてもらいました。英語が全然だめな人間に無償で丁寧に英語を教えてくれるこういう外国人に出会うと神様のように見えたのを覚えています。
外国人といえど当時はみんな同じ世代の大学生。しつこく英単語の意味や使い方を聞くとすごい面倒くさがる人もいました。
そんな優しい彼ですが、性格は基本的には普通の元気でやんちゃな大学生です。かわいい女の子は好きだし、ケンカだって当然します。
そして彼は敬虔なイスラム教徒でした。
まわりのみんなもそう思っていましたし、本人もイスラム教の事について聞いたりすると自慢げに色々話していました!
ふむふむ。という感じで私は話を聞いていました。
・・・・・そんなある日、やんちゃなアメリカ人の男の子がすごい騒いでいたんですよね。
何事かなと思ってみていると、このイスラム教徒の彼がすごい勢いでアメリカ人の彼を追っかけているんです。
元気ですよ~アメリカ人のぴちぴちの大学生は笑。
ちなみにみなさん、ラマダンはご存知ですよね?イスラム教徒がこの期間になると禁欲になって、日中は一切飲食しないというあれです。
で、そのアメリカ人が大きな声でついに叫びだしました。
「○○(イスラム教の彼の名前)が、今ラマダンなのにさっきカフェで隠れてランチ食べてたぞ~~~!!!!」
もうみんな大爆笑ですよね。
英会話のつたない私でもこの時はちゃんと分かってました。ほんと、あらあら、ですよね笑。
でも私もそんな気がしてたんですよね。
彼敬虔なイスラム教徒なのに、イスラム教の人達がよくやっている敷物を敷いて、お辞儀を何度もする儀式ありますよね?あれをしてるの一度もみたことがなかったんですよね。
で、彼にそのやり方とかを聞いたりすると、その時はこれまた超~~~~~~~~~~~~~~~~~~自慢げに説明するんですよね笑。自分はイスラム教徒のトップだ、と言わんばかりに。
結局、彼のカフェ事件の真相は闇の中で、彼はその後も「一応」イスラム教徒という事になっていました笑。
でも、彼、かわいいですよね笑。
なんで自分はそんなに敬虔なイスラム教徒ではないって言わないんですかね。敬虔である事がかっこいいと思っているんでしょうね。
こういうのを聞くとみなさん、世界がぐっと近く感じませんか?
みんな同じ人間なんですよね。国や宗教や文化が違えど、楽しい事は楽しいし、悲しい事は悲しいし、
お腹がぺこぺこだったら、おいしそうなカフェのご飯、食べたくなっちゃうんですよね笑。
英語が少し話せるようになってきた事でこんな楽しい経験や素敵な仲間に巡り合えたんです。
色々なサポートをしてくれた両親に本当に感謝です。
最後に。
今でもたま~~~に、このイスラム教徒の彼と連絡とるんです。
その時、たま~~~~~に、聞くんです。
「あの時、カフェで食べてたんでしょ?」
彼は必ずこう言います。
「絶対食べてません」
笑。
本日は以上です。