こんばんは!
突然ですが、英語のネイティブが第二言語で英語を話す人の英語を褒めるときに、発音がキレイ!とは別に「流暢=fluentだ!」と言う事がよくあります。
流暢・・・・???
発音がキレイとは別に表現されますが、第二言語として英語を話す人が流暢に話すとはどういう事でしょうか?
それにはまず「流暢」の定義が必要ですよね。
これは辞書的に、言語学的に色々な意見が出そうですが、いくつかの辞書をみると大体が、言葉がよどみがなく滑らかにすらすらと出る、というニュアンスで書いてあり、wikipediaの「流暢性」には情報を適切に、素早く、数多く処理し出力する能力とあります。
ここから考えるとどうやら「一定の会話のスピード、テンポ、ペースの維持」というのが鍵になっていそうですね。
ネイティブが流暢と言う時にはその感覚がとても強いと思います。
私も実際にネイティブと一緒に何人かで会話をしている時に、彼らがfluentという時のその人の英語を注意して聞くと、確かに英語の発音というよりは、会話の中でテンポよく英語を話せている人を指しているように感じます。
逆に言うと、ネイティブがストレスを感じず自分のペースで会話のキャッチボールができている、そう感じさせる英語のスピードがある事がfluentなんだと思います。
ここまで、fluentについてみてきましたが、fluentである事は、ビジネスではとても大切な事になります。
ビジネスはスピードとの戦いでもありますし、time is moneyの世界でもあります。そうなるとキレイな発音でも、とてもゆっくり考えながら話すより、一定のテンポでfluentに会話ができる事を望まれるケースは多々あるはずです。
また、逆に日常会話でもfluentは大切だと思います。日本語で同じ事を経験するとそれを痛感します。
発音が比較的キレイだけど知識に自信がないせいかゆっくり、途切れ途切れに話す外国人と、ゾマホンさんみたいに、正直発音や単語の使い方が少し変でも一定のペースで話せる外国人、どちらが友達として好まれるでしょうか?
当然少しの時間ならどちらでも異文化交流という意味で楽しいと思いますが、長い時間会話をしたり、語り会うことに友人との会話の醍醐味があるとすれば、意思疎通がテンポよくできるゾマホンさんの日本語が好まれるのではないでしょうか?(断っておきますが、ゾマホンさんの日本語は超一流だと思います。あくまで、極端な例として言わせていただいています)
ただ、早口でもネイティブが聞き取れない英単語の発音だったり、少し意味の分かりづらい文章(語順)、英単語をつかうと、ネイティブも会話の途中に頭の中で?が出てきてしまいます。
それがあるレベルを越すと(本当に適当ですが10%程度ですかね笑)、例えリズムよく話せていてもfluentという表現を使われなくなる傾向にあると思います。
ですので、やはり最低限相手に伝わる語順(文法)、英単語の使い方、発音はいづれにしても必要になってきます。
でもその後は今の生活で外国人と話す機会のある方ならまずはfluencyを意識してもらいたいと思います。
それには英語での思考能力を早くさせることが必要になってきますが、それをどのようにトレーニングするかのお話は今回は控えさせていただきます。
ただ、fluentな英語は自分だけでなく、相手にストレスを与えない相手を気持ちよくさせられるものだという事は意識しておいていただきたいと思います。
本日は以上です。