こんばんは!
東京は雨の中湿度が高く地獄のような日でした。
こんな中現場で働いている方、外回りの営業マン、本当にお疲れ様ですと伝えたいです。
彼、彼女達のたくましさは本当に尊敬するばかりです。
さて、本日は今日の体験レッスンの生徒様のお1人について少し。
こちらの生徒様は都内の某総合病院にお勤めのドクターで、これから海外でのプレゼンなども控えていることから、会話ベースにしたコミュニケーショントレーニングを希望され今回お申込いただきました。
学生時代から想像を絶するような学習時間をとってこられたこちらの生徒様は、なんと海外経験も英会話レッスン経験もなく、会話はすでに基本的なコミュニケーションができ、かつ仕事でも海外のドクターなどをメールのやりとりもされているようです。
素晴らしい努力ですね。
ご本人は全然大した事はないです、とおっしゃっていましたが、大した事でないはずがありません。
そんなこちらの生徒様ですが、専門的な話については分かるものの、やはり外国人とのコミュニケーションの時間がこれまで多くもてなかったことで、ナチュラルな簡単な日常会話表現がわからないことが多々あるようです。
これは会話の中では意外と大きなネックになってしまいますよね。
教授やドクターなど、日常的に研究論文などに目を通している方々は専門分野の英語の論文も当然みていらっしゃいますし、多くの方々が問題なく内容を理解されます。
それは専門分野であるからなんですね。
あまりその感覚がつかめないかたでも、実際に英会話をはじめられた際、自分の好きな分野の話になったときには比較的たくさん話せる事に気付かれると思います。
そしてこれは何も自分がたくさん話せているだけでなく、相手の話している事の理解度も他の話題に比べて高いことに気付きます。
これは言っている話題、相手の言おうとすることが予想できたり、仮定できたりするからなんですね。
ある程度自分の頭の中で話題の筋道が作れてしまっていて、相手はその周辺のことを話すのでなんとなく耳に入りやすい、これは英会話学習者の方であればどなたでも経験されたことがあろうかと思います。
今回の生徒様はその枠をこえ、基本的な会話ベースのコミュニケーション力の向上を考えていらっしゃいます。
外国人の患者様もいらっしゃるようですし、外国人ドクターとも国内で付き合いがあるようですので、今後のキャリアアップを考え、やはり実践的な会話トレーニングが必要なようです。
ただ、本日の講師が驚いていた点は、ご自身のおっしゃるように教科書通りの表現以外のところの理解度が低い、という面は少しみられたものの、かなりの割合の内容を理解されていらっしゃったという点です。
日常的に外国人の方と触れ合っていらっしゃらないこちらの生徒様。
講師の分析では、とても素晴らしい耳と記憶力をお持ちだという事でした。
恐らくドラマや映画などで出てくるようなそういった表現をしっかりと拾い上げる耳をお持ちで、かつその瞬間に脳の中にそれをしっかりとストックできるようにされているのだと思います。
意識的にされているのか、無意識にその機能が働いているのかはわかりませんが、他の人が無意識にはなかなか拾い上げられないようなところで、しっかりと拾い上げているからこそ、少ない英語との接触で多くのものを吸収されているのだろう、という事でした。
映画やドラマを英会話学習素材として使う生徒様は多いと思います。
実際にとても素晴らしい素材だと思います。
ただ、見方を注意しないと普通にそのストーリーに巻き込まれ、気付けばどんな「単語」、「熟語」、「作文」をしているのか、という視点は全くなくなっていて、純粋に物語を楽しんでしまった、という事は多いと思います。
1時間のドラマが終わり、覚えている新しい表現は1つだけ。
みたいな事が起こりうるんですね。
今回の生徒様は直近はプレゼンへの対策です。
しっかりと入念な準備をしていただきつつ、ご自身がご満足いただけるような形を残していただきたいと思います。
本日は以上です。