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“Tongue Twisters(英語の早口言葉)”の活用方法


こんにちは!
本日はTongue Twisters(英語の早口言葉)についてご紹介します。

1. “Tongue Twisters”とは

英会話講師は「単語力はついたと思うのですが、英語をもっとリズムよく、よりスムーズに話してみたいのですが、何か良い方法はありますか?」と相談を受けることがあります。確かに、英語の文章や英会話にも、日本語とは異なる「言葉のリズム」があり、英語を長く習ってきた生徒さんからでも、「英語のリズムがつかみにくい」という悩みを聞くことがあります。

そのような時は、生徒さんの英語のレベルにもよりけりですが、“Tongue Twisters”という「英語の早口言葉」の練習を提案することがあります。文字通り、「舌」という意味の“Tongue”が「ねじれる」という意味の“Twist”するくらいのレベルなので、「舌がからまるくらい」難しい英語の言葉遊びです。“Tongue Twisters”はネイティブの方でも、速くうまく言うのはなかなか難しいので、日本人が練習しても意味がないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、英語をテンポよく発声したり、滑舌よく発音する練習にはなり、「英語の言葉のリズム感」を獲得するには、むしろ近道かもしれません

日本では、「言葉の達人」になるために、アナウンサーなどが「早口言葉」を練習するイメージが強いかもしれません。しかし、一般人である我々も、かつては子供の時分に面白半分で、友達とふざけあいながら「生麦生米生卵」を練習した経験があるのではないでしょうか。アメリカ人も同じく、幼少期に友達といかに早く早口言葉が言えるか競ったりした経験を持つ方が多いです。文法も大切ですが、楽しみながら“Tongue Twisters”を取り入れて英語磨きをするのも、一つの手段だと思っております。

無論、日本人でも日本語の早口言葉はスムーズに言えない場合はあります。そして、「青巻紙赤巻紙黄巻紙(あおまきがみ あかまきがみ きまきがみ)」や「カエルぴょこぴょこ、三ぴょこぴょこ、合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ」など、日本語でも代表的な早口言葉があるように、英語でもいくつか広く知れ渡っている“Tongue Twisters”があるので、次のセクションで紹介したいと思います。

2. 英語の代表的な早口言葉

英語の代表的な“Tongue Twisters”の一つに、“She sells sea shells by the seashore”というのがあります。意味は簡単で、「彼女は海岸で貝殻を売っています。」という内容です。“S”から始まる単語の羅列が続くので、有名な“Tongue Twisters”の一つです。始めは、この一文をゆっくりと活舌よく発音することを練習し、慣れてきたら、この同じ文章を複数回連続して発声してみることをお勧めします。この続きの文章も実はあり、以下の文になりますので、あわせて練習することをお勧めします。

She sells sea shells by the seashore.
The shells she sells are surely seashells.
So if she sells shells on the seashore,
I’m sure she sells seashore shells
.
彼女は貝殻を売っています。
彼女が売っている貝殻は確かに海で拾った貝殻です。
だから、彼女が海岸で貝殻を売っているならば、
彼女が海岸で拾った貝殻を売っていると私は信じています。

もう一つ有名な“Tongue Twisters”の一つに“Peter Piper”というのがあります。これも、“P”の子音から始まる英語の言葉の羅列なので難しいですが、挑戦してみていただきたいです。

Peter Piper picked a peck of pickled peppers.
Did Peter Piper pick a peck of pickled peppers?
If Peter Piper picked a peck of pickled peppers,
where’s the peck of pickled peppers Peter Piper picked?

3. 家庭での言葉遊びとしての“Tongue Twisters”

“Tongue Twisters”は、早口言葉と思い込むと難しく感じるかもしれませんが、一種の言葉遊びです。先述した通り、アメリカ人は幼稚園や小学校低学年において、友達とこのような言葉遊びをしながら語彙力を増やしていきます。又、家族内でも、誰が一番スムーズに且つ早く“Tongue Twisters”を言えるかを競ったりもします。

例えば、食後の楽しみのデザートのアイスリームがダイニングテーブルに出されたけれども、チョコレート味は二つでバニラ味が二つだったとします。何かのゲームで勝った人が優先的に好きなフレーバーを選べる選択権を得られる、ということを遊びながら提案したりします。ここで、“Tongue Twisters”を用いて、最も早くスムーズに“Peter Piper”を言えた人が勝者となる、という仕組みを意識的に取り入れるのです。英語の会話としては、以下のようなイメージです。

Let’s play a game. The person who can say the Peter Piper tongue twister phrase the fastest gets to select the ice cream flavor first.
(Peter Piperの早口言葉を一番速く言えた人が好きなアイスを取っていいっていうゲームしない?

ご家庭でも、“Tongue Twisters”などの言葉遊びを取り入れながら、遊び感覚で英語に触れれば、幼児期の子供の英語の言葉の上達も早くなるかもしれません。



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