こんばんは!
気付けばお昼間は少し汗ばむほどの暖かさになってきましたね。
ヒートテックとももうお別れした方も多いと思います。
こうしてまた新しいシーズンを迎えることになりますね。
さて、本日はアデュールの生徒様と少しお話する機会があったのでそこから少し。
こちらの生徒様、今月から新しくレッスンをはじめられています。
レッスンを前向きに頑張っていただきつつも、まわりの英会話学習者の方々をみて自分の力に落胆されていらっしゃるようでした。
自分は本当にゼロからのスタートで、英語がまだまだ呪文のようにしか聞こえないという今、他の人がなんとか英語で話しているところをみてみんなネイティブのようだ、とおっしゃっていました。
英語をしっかり話せる方がまわりにいらっしゃるのはとても素晴らしい事ですし、英会話学習者にとってはよい刺激になりますね。
さて、こちらの生徒様のコメントについてですが。
英会話初級の頃は、色々と思う事があります。自分よりできる方をみるととんでもなく英語ができる人のようにみえ、あたかもその人の英語力は雲の上のような感覚をもつことがあります。
でもそれは実は自分の英語力とそこまでかわらないという事がよくあります。
どんな事でもそうですが、自分が知らない事、できない事を普通にできちゃう人をみると、その人はとんでもないことができる、その道で生きていけるすごい実力の持ち主だ、と思ったりするものです。
でも、実際に自分がその道に少し入りトレーニングを積み、その人のレベルに達すると、実はそんなにすごいレベルでなかったことに気付きます。
「こんなレベルの事なのにあの時の”何も知らない私”はすごいと思っていたんだ・・」と思ったりします。
これは、やり方や道筋がなんとなくみえているものでは、感じにくいもので、自分が全く知らない世界だからこそ感じるものではないでしょうか。
例えばSE。
エンジニアというだけで、一般の営業職の方からすると、意味の分からない世界。と感じられると思います。パソコンを机の上に何台か並べ、記号なのかアルファベットなのか意味の分からない文字が並んでいるスクリーンに向かってカタカタ打っている。
すごい。。。
こう思うのが普通だと思います。
でも例えばHTMLでのページ作成などを少し習うと、ウェブページの仕組みがなんとなくイメージできたりします。
そんな中でホームページの中に組み込まれているデータベースなど仕組みが、自分がそれを作りこむことはできなくても、どうやってそれをホームページ上で機能させているかの、「仕組み」が分かってきたりします。
すると今までパソコン何台かと意味の分からない文字をみながら仕事をしていた人達の、意味の分からない世界が少し近く感じ、知識はいるものの、「そこに到達するにはどういう事を学べばいいのか」、「どうすればああいう仕事ができるのか」という簡単なロードマップがみえてきたりします。
こうなればあとは前にすすむのみ、という状況になります(当然そこからは職業エンジニアとして色々な苦悩の世界があるはずですが、あくまでスタートまでの道のりという話です)。
英会話も同じ事が言えると思います。
最初は少し話せる人が、神様のようにみえます。到底自分のいる世界とは別世界にだと。
ただ、少し英語の勉強をすすめ、少しだけ前にすすむと、その人と同じ力はないものの、その人が歩んできた努力の道や、経験がボンヤリとみえてきたりします。
そうする事で、先ほどの例と同じ様に、ボンヤリとしたロードマップがみえてくることで、行けるはずのない神の領域が、他の物事と同じ様に、時間と努力で到達できる世界にみえてきます。
そして、後ろをふりかった時、少し話せる人達の領域を神だと思っていた自分が、前にすすんでいることに気付きます。
どんな事でも「全く知らない」という状態では自分が取り組もうとしているそれの本質や大変さは見抜けないはずです。
まずは一歩その中に入ってみる。
それが大切ですよね。
本日の生徒様ももう少し頑張っていただければそのような気持ちになっていただけるのではないかと思います。
本日は以上です。