こんばんは!
今日はブロークン・イングリッシュについて考えてみたいと思います。
ブロークン・イングリッシュ、英会話を習っていらっしゃる、もしくは興味を持っていらっしゃる方であれば耳にされた事も多いと思います。
ノン・ネイティブが話す片言の英語、間違いの混ざった英語とでもいうのでしょうか。
海外に旅行に行くとき、ビジネスで英語を使うときにブロークン・イングリッシュで話しているようでは全くだめ。
・・・と思われる方多いと思います。
でもそんな方々を慰める?訳ではないですが、少し考えてみてください。
よく言われている事ですが、世界で話されている英語の大半がブロークン・イングリッシュだと言われています。
東南アジアに旅行に行って、現地ツアーに行きますよね。よくよく聞いてみると現地のガイドさん、お店の店員さん、間違った英語をバリバリ使っています。
なんの恥じらいもなく。
プロスポーツ選手のインタビューをテレビでよくみかけますよね。
通訳がいないのか、本人が希望しているのか分かりませんが、英語ネイティブでない外国人の選手(スペイン語やフランス語などその他言語を母国語とする選手)が英語で話している事がよくありますが、よくよく聞くとバリバリ英語間違っています。
なんの恥じらいもなく。
街中には色々な外国人が外国人同士で話しているシーンを多くみますよね。よくよく会話を聞くとどちらも英語ネイティブではないと思われる方々で、英語を共通語として話していらっしゃる方々、多くいらっしゃいます。お互い、英語間違いまくってます。
なんの恥じらいもなく。
みなさん、どうでしょうか?ブロークン・イングリッシュに対する考えはかわりましたか?
これが最初にお伝えしていた世界で話されている英語の大半がブロークン・イングリッシュだと言われている現状です。
ビジネスの世界でも当然同じです。英語を第二言語としている者同士の価格の交渉なんて、小学生かと思われるような会話がたくさん飛び交っているのが現実です(当然全てではありません)。ビジネス表現なんていわれるかっこいい言い方なんてカケラもないなんて事はたくさんあります笑。
それでも上にあげたような方々はしっかりと自分の思いを相手に伝えられているし、ビジネスシーンでは何億、何十億というお金がその小学生英語(大変失礼な言い方ですが。。)で動くのです。
ただ、上にあげた彼らの英語に共通していることは、大抵のケースで最低限の会話のテンポを維持しているという事です。
少し考え方を変えると、英語の精度よりも、会話のテンポを優先していると考えられるかもしれませんね。その考えがワールドスタンダードと考えられるのかもしれません。
つまり。
世界で話される英語のスタンダードは少し大げさな言い方でいうと、
「かなり適当な英語で話されている、けれど一定の会話スピードを維持している」。
であれば、英語をすぐに必要とされているビジネスマンの方や海外に行かれる方は、これからどうすればいいか分かりますよね?
「とりあえず話す。」
これに尽きますよね。
ただ、英会話スクールの人間として、英会話のトレーニングはいづれにしてもしっかりとしていただきたいです。キレイな英語を話せる事は、素晴らしい事ですし、ビジネスシーンでは実際にはしばしば優位にたてる場合もあるでしょう(本気の交渉では第二言語の英語を使わずに母国語を使う事を望むビジネスマンも多く存在します)。
そして何よりもより深いコミュニケーションが可能になります。これから外国人の友人と一晩中語り合う事もあるかもしれません。たくさんの英語表現を知っている事で、より深くお互いを知り合うことができ、それがお互いの人間力の形成に必ずつながりますよね。
人は人を通じて成長していく。多くの場合コトバを通じて。
みなさんが近い将来流暢な英語を話されている事を祈っております。
本日は以上です。