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英会話と忘却曲線

こんばんは!

 

今日は先日お話したアデュールの生徒さんとのお話で、英会話レッスンを受けても少しレッスン、自宅学習をサボると基礎の基礎まで忘れてしまう、という話を聞き、それについて少し考えてみたいと思います。

 

(ちなみにこちらの生徒様は英会話初級、be動詞、一般動詞の肯定、疑問、否定、さらに現在、過去時制あたりを少しづつ使いこなせるようになってきたレベルです)

 

つまり、1度学んだ事がしっかり記憶に残るようにしておく方法とは、という事について考えてみたいと思います。

 

それには、どらえもんの中の出来杉君、キテレツ大百科の中の六浪した勉三さんから究極の勉強方法を学ぶ・・・・・という訳にはいきません。

 

 

 

記憶に関しては、基本的にはしっかり復習するというアプローチがセオリーです。

このブログではできるだけ、堅苦しくなく、楽しいブログにしたいと思っていますが、今日は少しだけ理論的なお話も混ぜてみます。

 

まず、ドイツの心理学者、エビングハウスによる中、長期記憶を視野にいれた忘却曲線。ご存知の方も多いと思います。
忘却曲線

 

彼の研究結果によれば、人の記憶は20分後に58%になり、1時間後には44%、1日たては26%までになり、その後は、ほぼ変わらず1週間後に23%、1ヶ月後で21%という結果になっています。

 

まず、皆さんは英会話学習(又はその他の学習)で、この結果は当てはまると思いますか?内容や理論的なものかどうかによって当然結果は多少異なると思いますが。

 

このデータをもとに、色々な学者さん、教育関係の方々が、効率的な復習方法を提示されています。

 

・記憶が極端に落ちる1時間後に改めて復習するというやり方。

・1日後、1週間後、1ヵ月後にやるというやり方。

・1日後、その2日後、その1週間後にやるというやり方。

 

 

ふむふむ。という感じです。

 

どれもたくさんの研究と実践の中で生まれた方法論だと思います。

 

 

私も基本的には、一定のペースで復習をしていく、という考え方には大賛成です。1週間後に復習して、後は数ヶ月そこには触れない、これはとても非効率だと思います。

 

ただ、数ヶ月何もしないという話は別として、それまでの英会話レッスンの復習期間はどのようなペースでするべきか。

 

これについては私は個人差があると思いますし、絶対的なルールはないと思っています。

 

なので色々試してみるのがいいですよね。

 

 

 

ちなみに。私の場合はといいますと。

 

学生時代の定期テストや、ある程度の学習ボリュームがある一定期間続く学習セミナーなどの場合は、量にもよりますが、毎日簡単な復習はやりつつ、5日に1回位は、全体のテストをやるつもりで、自分の記憶と本気で戦う時間をつくります。

 

毎日勉強している英会話などは、そこまでたくさんの内容を毎日はつめこまないため、毎日過去数ヶ月分くらいの内容をぱらぱらとみておくという感じにします。その中で感覚的に自分が覚えているもの、なかなか覚えにくい表現などはわかってきます。

 

英会話の場合は発音とスペルを同時に覚える必要があるので、必ず声に出して復習するという事は絶対ですね。

 

そうするとある時、以前習った表現と別の素材、機会で出会う事があります。これは以前の記事にも書きましたが、記憶のダブルパンチで、とても強い記憶として残ってくれる機会になります。

 

最後に1つ。

 

英会話の初級の方は英文法をしっかり勉強されていると思います。

 

英文法は断片的なものではなく、色々な文法とリンクしているため、基礎的な所を忘れてしまうと、その後に習った新しい英文法の解釈にも支障をきたします。

 

体系的、理論的、順序だてられた記憶が大切なため、一部をスコーンと忘れてしまうことは避けてもらいたいのが基礎英文法です。

 

さて、みなさんは今日の記事の中から、自分なりに復習、または効率的な学習方法を少しは考えていただけましたか?

少しでもいいので、自分の中で、ペースを作ることを考えていただければ幸いです。

 

本日は以上です。

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