Adule公式ブログ

Adule Blog

検索エンジンと新聞社

こんばんは!

 

昨日、「楽しく読める世界のニュース」で、こんな記事を紹介しました。

 

内容はメディアサイトの記事を中心としたネット上のデータを、有料制(検索エンジンが稼いでいる広告収入をメディアにも配分することではじめて検索結果にでてくるようにするという形)にするというものでした。

 

新聞業界は今本当に揺れていますよね。

先日のNEWSWEEKの記事でもそうですが、電子化の急速な波が押し寄せています。

 

収益モデルの転換に迫られる中、世界中の新聞社が危機に直面しています。

ペーパーレスの時代に突入する事で、エコ社会に貢献する、でもそこには大きな変化を必要とし、現実的に変化をすぐに受け入れられない業界や人々が必ずいます。

 

みなさんは今回の記事はどう思われますか?

 

確かに巨大企業googleに大きな壁にぶつかっている新聞社の怒りの矛先が向くのはわかります。自分達の情報をただ流すだけで、そこにアクセスしてきている検索ユーザーがクリックするgoogleサイト内の広告から広告収入を得ている。

 

ただ。

 

私は今回はgoogleに責任はないと思っています。

新聞社はそもそもネット上に無料でみられる記事をあげているわけで、googleはあくまで、そこまでたどり着きやすくしているだけです。

道案内をしていたら、教えた先のお店にうちの店の場所は教えるな!と言われたみたいですよね。

 

業界では記事のリンクへユーザーが直接行ってしまうことで、新聞社のポータルサイトのトップにこなくなるため、ポータルサイト上に張ってある広告をみられにくくなる、という話もあるようです。

 

それであれば、新聞社は個別の記事はgoogleにインデックス(検索結果に表示される状態にすること)されないように設定すればいいだけの事だと思います。

 

googleはご丁寧に、サイトオーナー向けに、google検索でコンテンツを表示させない設定方法を提示しています。ですので、google検索に出すか出さないかはそもそも自分達で決められる話です。

 

でも今回googleはそのような姿勢には出ずに、法案の差し止めの要求をしています。ここがgoogleのすばらしいところだと私は思います。

 

googleのコンセプトは全ての人が、求める情報をより素早く、的確に検索エンジンで得られるようにする、というものです。

 

なので、「載せたくなければのせなきゃいいじゃん。検索にでないようにする設定のやり方教えるよ。」という姿勢ではなく、その情報を求めている人が世の中にたくさんいるんだよ、というメッセージを送っているのだと思います。

 

新聞社が直面している困難は分かります。そこで働かれている方やそのご家族の方々の将来への不安もわかります。私も誰もが幸せに生きられる、そんな世の中になってほしいと心の中から思っています。

 

ただ、今回のgoogleへの要求は、あまりにも極端すぎるのではないかなと思ってしまいます。

※私の浅い知識での1つの見解ですので、この内容を読まれて気分を害された方がいらっしゃいましたらどうかご容赦ください。

 

本日は以上です。

無料体験申し込み
無料体験レッスン
お申し込み

03-6435-0076